第10回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会に参加しました

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第10回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会に参加しました

  • 20.02.25

    2020年2月22日、23日に日本腎臓リハビリテーション学会が東京にて開催され、当院から院長と心リハチームで参加しました。

    新型コロナウィルスの影響で開催が危ぶまれましたが、手指消毒や手洗い、マスクの徹底など厳重な体制の下での開催となりました。

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    今回のテーマは「多職種による腎リハで患者に希望と幸せを!」であり最新のトレーニング方法や各施設での取り組みなどが多く発表されておりました。

    当院からは「透析患者に対する心臓リハビリテーション効果に与える因子」について発表させていただきました。全国的に運動療法の効果や取り組みなどについては論文等で発表されていますが、当院患者さんのデータで発表できたことはとても有意義であると考えています。発表では週1回運動療法の効果についてお話しをさせていただきました。週3回の透析治療の影響もあり透析患者さんの活動量は低くなっている場合が多いです。もちろん運動量は多ければ多いほど良い効果を与えますが、まずは週1回の運動を始めることが大切であると考えております。その結果を元に患者さんやスタッフが運動療法は大切であり、実施することが生活の質や生命予後にいい影響を与えることを肌で感じていただければ幸いです。

    当院は心臓リハビリテーションと合わせて腎臓リハビリテーションも積極的に導入しております。運動を行うことは大切であり、実践しなくてはいけないことはわかっているが、中々継続できなのもまた運動です。患者さんにはよく、「何をやるかではなく、まずやるかやらないか」と言っています。とりあえず始める...この最初をお手伝いすることも我々の仕事であると感じています。始めることができたらどうやって継続できるか。継続できたら、どうやって効果を出していくか。効果が出たらどのように患者さんと共有していくか。目標を持つ大切さや、自分がどうなりたいのかを明確にしたり、運動に対する効果やメリットなどをしっかり伝えることも大切にしていきたいと考えています。

    一人ひとりが充実した生活、人生を送るためにスタッフ一丸となって取り組む所存です。今後も研鑽に励み、患者さんにとって最良の医療を提供できるように精進してまいります。

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