七ふくたいむず2022 6月

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七ふくたいむず2022 6月

  • 22.06.29

    例年より早い夏の訪れに体がついていかない方もおられると思います。熱中症への警戒をより一層高めていきましょう。

    今月は先月に引き続き栄養に関する内容です。

    七ふくたいむず202206.jpg

    ビタミンやミネラルに関して、不足している、効き目があると実感することは少ないかもしれません。

    しかしビタミンやミネラルは体の中ではとても重要な働きをしており、特に季節の変わり目や夏場などは不足しがちなため注意が必要です。

    七ふくたいむずで取り上げた、『ナイアシン』『葉酸』に関してはビタミンB群の中でも特に注目されています。

    葉酸は胎児の発育に欠かせないとして、妊婦さんが摂取されることが多いかと思います。

    もちろん妊婦さん以外でも重要で、アルコールを多飲する方では特に葉酸が不足しがちです。葉酸欠乏が原因の貧血もあります。

    相性のいいビタミンB12と一緒にする摂取することでより効果的です。

    ナイアシンは補酵素として働くことで、エネルギー産生を促し、筋肉や神経、さらには精神疾患への効果もあり、とても注目されています。

    うつ病などの治療に使われることもあり、野菜を食べない方などは欠乏しやすい栄養素でもあります。

    ミネラルもわずかな量ではありますが、人体には欠かせないものです。特に亜鉛不足の方が多く、食欲不振や下痢、免疫力の低下、味覚障害などの症状が出ることがあります。

    認知機能への影響も示唆されており、微量ではありますが、生命の維持にはやはり欠かせないものとなっています。

    栄養不足をすべてサプリメントで補うことは現実的ではありませんし、食事から摂取する方が自然であり、それに越したことはありません。

    しかしどうしても不足している、あるいは不足している可能性が高い場合は薬と同じように飲む量や期間、効果などを検証する必要があります。

    薬ではなく食品に分類されるため用法用量などは明確に記載されていません。

    しかし効果的な量や飲み方は人それぞれあるはずです。またメーカーや値段などもさまざまあります。

    闇雲にドラッグストアで買ったものを漫然と飲み続けることがいいとも限りません。

    サプリメントによるアプローチは、きちんとした情報、知識を持って行うべきだと考えます。

    当院ではサプリメントや漢方、食事や運動など、薬以外のさまざまな角度から介入していきます。

    蓄積した知識や情報をしっかり患者さんに還元できるようにこらからも精進していきます。

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