第31回日本心臓リハビリテーション学会学術集会に参加しました
-
25.07.22
7月19日、20日の2日間、ポートメッセなごやにて日本心臓リハビリテーション学会の学術集会があり、当院心リハチームで参加いたしました。
今年の学会では、心臓リハビリテーションのさらなる普及を目指し、自治体や行政との連携をテーマにした発表や講演が多く見られたのが印象的でした。
最近では、AIやインターネットを活用した管理方法も進化しており、時代とともに心臓リハビリテーションの在り方も変化していることを肌で感じました。当院でも取り組んでいる「外来心臓リハビリテーション」についても、全国的にその実施施設が増えており、患者さんや医療者の認識にも変化が見られてきています。
心疾患は今後ますます増加すると予測されており、「心不全パンデミック」という言葉が使われるほどです。超高齢社会の日本において、循環器疾患の予防と管理は非常に重要な課題です。病態のコントロールには、患者さんご自身の自己管理はもちろんのこと、医療者がどう関わるかが大切になります。
学会では、スマートフォンやアプリを活用した新しい管理方法についても紹介されていました。こうしたテクノロジーは今後、心臓リハビリテーションにおいても欠かせないツールとなっていくでしょう。
しかし、忘れてはならないのは、人と人とのつながりの大切さです。最新の技術だけではなく、医療スタッフの知識と経験、そして患者さんとの信頼関係があってこそ、より良い支援が可能になります。
AIに関する講演では、「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉が紹介されました。これは、「変わらない本質(不易)」と「時代とともに変わるべきもの(流行)」が共存するという、日本古来の理念です。もともとは俳人・松尾芭蕉が提唱した考えですが、現代の医療にも通じるものがあると感じました。
人と人との関わりは、どんな時代になっても変わらない大切な価値です。そして、変化する時代には、新しい技術を取り入れながら、より良い医療を提供していく姿勢が求められます。
私たちもこの「不易流行」の考えを大切にしながら、地域の皆さまの健康を支える一助となれるよう、心臓リハビリテーションを通じてこれからも努力を続けてまいります。



